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Issy no Hitorigoto ~ボクの土佐日記~

高知に移住してきてもう20年目! 高知の海のダイビングの水中写真を中心に、南国土佐の自然や日常、高知の暮らしなどなど、いろいろなことをつれづれに書いていきたいと思います~www

父の死去

20201010日、父が亡くなった。
享年88歳。

日本人男性の平均年齢より長く生きられたのだから、
長命であったというべきだろう。

2
年前に母を先に亡くしてから、
息子的にはやや不本意ながら、
「独居老人」という生活をさせてしまった。

本人が自宅での生活を望んだので致し方ないことではあるが、
不自由な暮らしをさせてしまったという悔いは
どうしても残る。


特に、食べるものについては
晩年は、どうしても単調な食生活だったと思う。
朝はバナナのスライスにヨーグルトをかけたもの
昼は(気が向けば)菓子パン
夜はレトルトのおかゆにふりかけ。
これだけの食事に加えて、医療用の経口流動食を
飲み物代わりにして、栄養を保つ、
そんな食生活であった。
食べるものにほとんどこだわらない人だったからこその
単調な食事だったが、
ボクだったら耐えられないと思う。

 

2019年もそうだったが、
夏場には体調を崩しがちで、冬になると少し持ち直したものの、
2020
年の夏も、食欲が落ちて
体重もかなり減った。
身長がボクより大きく、178㎝ぐらいあって、
同年代の人にしてはかなり大柄な人であったが、
2020
年の前半には50キロはあった体重が、
夏を過ぎたときには47キロまで落ちていて、
文字通り「骨と皮」のようなありさまだった。

ベッドからトイレや食卓への移動に際して
強い息切れを訴えるようになり、
酸素カニューレの使用を開始、
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月最初の週末に会いに来たのが最後になったが、
その時はまだ、酸素吸入をしながらも、
食卓でおかゆ一皿を食べる元気があった。

その数日後、目立って元気がなくなり、
食欲もほとんどなくなり
1
日に口にするのが、カルピスコップに半分とか
経口流動食を数匙などというようになり、
介護関係者の担当者会議で
本人には何とか納得してもらって
24
時間看護体制のある施設に
一時的に「ショートステイ」にはいり、
体力がいくらかでも回復したら、
また自宅療養に戻る、という計画で、
次の週が明けたら、月曜から施設に入所、
という運びで話を進めていたところだった。

亡くなった土曜日は、それを決めた翌日で、
朝食のときに「見守りカメラ」で見ると、
父は目を覚ましていたので
「お父さん、おはようございます。大丈夫ですか」
と声をかけると、父は

うー、とか、あー、とか、聞き取れない言葉とともに
「ひろちゃん、ひろちゃん」とボクを呼ぶのが聞き取れた。

それ以外は何を伝えたいのか聞き取ることができなかったので、

「仕事に行く時間になったので、一度切りますね」
といってカメラを切ったのだが、
その1時間余り後、職場で手が空いた時を見計らって
カメラをつないでみると、状況は一変していた。

珍しく、口を大きく開けて、寝ているのだ。
いや、よく見ると、寝ているのではなく、
目も開いているように見える。
口を開けて寝ていることはままあることだったが、

起きていながら大口を開けているような人ではない。

目も口も開いているのはおかしいと思い、
「おとうさん、聞こえますか、お父さん」
と呼びかけても、まったく返答や変化はない。

よくよく見ると、下半身がズボンもパンツも卸してむき出しになっている。

これは、ベッドサイドのポータブルトイレを使って
ベッドに戻った後に異変があって、
ズボンをはきなおすこともできなかったようだ。

すぐに近所にいるケアマネージャーさんに来てもらったところ、
その時にはすでに、
こと切れている状態だった。

 

その後、訪問診療の医師が来て死亡診断書を書き、
その時間は1017分となっているが、
実際には、8時ごろにカメラ越しにボクに呼び掛けてくれた後、
9
時過ぎにカメラをつなぎなおすまでの1時間ぐらいの間に、
亡くなってしまったものだろう。

 

最後に何を伝えたかったのか、
何を訴えたかったのか、
カメラ越しでは聞き取ることはできなかったのだけれども、
それを聞いてあげられなかったことが、
少し悔やまれる。

しかし、亡くなる直前に声をかけられたこと、
コンタクトがとれたこと、
そして何より、第一発見者が自分であれたことは、
よかったと思っている。

 

週明けには家を出て、ショートステイに行くはずだった。
自宅での逝去を希望していた父は、
本当に同意していたのか、と少し思う。
意志の力で、力業で逝ってしまったのか?

 

命日は1010日。
カンケーないけど、目の愛護デー。

語呂合わせの好きだった父ならではの
「とうとう命日(10-10目-ニチ」だ。

 

 

 

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  1. 2020/10/11(日) 00:00:00|
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Author:issy1455
神奈川~千葉~パラオ(笑)~埼玉~と流れながれて、南国土佐に流れ着きました。
高知県は自然がいっぱいあって食べ物がおいしくて、ホントーに暮らしやすく、いいところです。
若いころから続けているスクーバダイビングを中心に、高知の自然やいいところを紹介していきたいと思います。

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