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Issy no Hitorigoto ~ボクの土佐日記~

高知に移住してきて早16年目。高知の海のダイビングの水中写真、ご近所の鳥が中心の「なんちゃって」バードウォッチング、南国土佐の自然や日常、高知の暮らしなどなど、いろいろなことをつれづれに書いていきたいと思います~www

沖ノ島のオニ退治! 9発目

先週土曜日は、全日本潜水連盟(JUDF)四国の恒例事業、
沖ノ島のオニ退治~🎵

これはJUDF四国が4年前から行っている環境保全活動で、
足摺宇和島国立公園にも指定されている、高知県沖ノ島海域のサンゴのきれいな海域を選んで、
そこでサンゴの食害をしているオニヒトデを集中して駆除していこう、という ボランティアダイビング。
今回で9回目になる人気企画です。


天候はあいにくの雨!
なぜかこの企画、毎回天気が悪いか、海が荒れているか。
最高のコンディション!で行われてためしがありません。
いつもよっぽど行いの悪い人が混じっているのか、
それともオニヒトデの呪いでしょうか。

でも、四国4県+関東は東京・埼玉から終結した19名の桃太郎ダイバーズは意気軒高!
ショボ降る雨もものともせず、ウェットスーツを着込んだら、
予定の8:30前に宿毛の岸壁を出港、沖合に煙る沖ノ島を目指します。

ボートの上web



ボートで走ること約45分で沖ノ島に到着。
2~3人を一つのチームにして、
泳力のある人はアンカリングポイントから離れた場所でエントリーして距離をとったロングコースを、
比較的ビギナーの人はボートのアンカリングポイントの周辺を集中して、オニヒトデを探して潜っていきます。




ここでのオニヒトデ駆除方法は、
ピストル型の動物用の注射器で、オニヒトデに酢酸を注射するという、酢酸注射法。
大月町にある海洋生物研究施設 「黒潮生物研究所」 が開発したテクニックです。
酢酸を注入されたヒトデは数日で体が白くなってバラバラに溶けてしまいます。



オニ退治2web




以前行っていた駆除方法では、オニヒトデをすべて捕獲して陸上に揚げて処分していましたが、
たくさんのオニヒトデを集めて運ぶのはなかなかの重労働。
そのうえ捕獲・運搬・陸揚げの作業中に刺されてしまう事故も多く、労力が大きく危険性も高いものでした。
ボクも一度、オニヒトデをいっぱいに詰めたネットを運搬しながら泳いでいるときに、
誤って思いっきりヒザ蹴りをキメてしまったことがありました。
その時はヒザが紫に腫れ上がって、しばらくかなり痛い思いをしました。

それに比べると、薬物注射は駆除に要する労力が小さくて済み、
危険性がとても低く、安全で非常に有効な駆除方法です。

薬物を用いる駆除ではホルマリン注射なども試されてきましたが、
これはホルマリンの毒性が自然に与える影響を考えると、
あまり 「自然にやさしい」 方法とは言えないものでした。

しかし酢酸注射法では使用する薬物が「酢酸」=「お酢」です。
酢酸は海の中では二酸化炭素と水に分解されてしまいますので、
自然に対する影響はほとんどななし。
自然にやさしく、危険性が低く、安全性&有効性が非常に高い、理想的な駆除方法といえます。




さて、ポイントについてエントリー♪

実際のダイビングでは、
チームの一人が注射器とチューブでつないだ酢酸のボトル、
一人がエビバサミ・水中スレート・メジャーを持って潜ります。



オニヒトデを探すには、まずはオニヒトデがサンゴを食べた痕、「食痕」を探します。
オニヒトデに食べられたサンゴは、その部分が死んで白い骨格だけになってしまいます。
死んだサンゴは水中でとても目立っていますので、
それを目印にしてその周辺の岩陰やサンゴの陰などをくまなく探します。

サンゴの食痕web



オニヒトデを発見!

陰に隠れているヒトデはエビバサミを使って平らなところに引っ張り出します。

まずはサイズを計測。
どれぐらいの大きさのオニヒトデが生息していたのか & 駆除したのかを記録するために、
オニヒトデの大きさをメジャーで測って水中スレートに記入します。

オニヒトデ計測web



サイズを測ったら、酢酸を注射します。
オニヒトデの大きさにもよりますが、体盤(腕ではない円盤状のヒトデの体のところ)に4-5か所ほど注射します。


オニヒトデ酢酸注射web




注射針がヒトデを貫通してしまわないように気を付けて、
また棘に刺さらないように気を付けて(実際には針のほうが棘よりもだいぶ長いので心配はいらないのですが)、
ヒトデの体盤に針を突き刺して、注射器のトリガーを引きます。



注射したオニヒトデは、ほかの人がダブって注射してしまわないように、裏返して石を抱かせて「注射済み」の合図にします。




今回は、1本目39匹、2本目30匹、トータル69匹の駆除成績となりました。




沖ノ島は高知の中でも最高のダイビングエリアです。


槙野隊1web


サンゴがきれい、
魚影が濃い、
そしてその魚体がみんなデカイ。


オニヒトデがあんまりいなくて、
駆除としては 「スカ」 の時もあるにはあるんですけど、
そんな時は割り切って、きれいな海でのダイビングを思いっきり楽しみましょう。


エイweb
岩穴をのぞいたら、寝ていたエイがびっくりして逃げていきました


mejinaweb.jpg
型のいいメジナの群れ 釣り師だったらヨダレだらだらもんですwww





今回は、懇親会までの夕方の時間を利用して、
黒潮生物研究所の中地所長に講師をしていただいた 「オニヒトデ生態セミナー」。
お勉強もきっちりするJUDFです。

でも朝早起きしてはせ参じた寝不足の身には、スライドセミナーはちょっと辛いものも~www
舟をこがないようにちょっと頑張りました。
お話が面白かったので頑張りはちょっとで済みましたケドww

オニヒトデセミナーweb



セミナーの後はお待ちかねの懇親会。
皿鉢をはじめ、出てくるお料理はどれもこれもみんなとってもおいしく、
ダイバーのお話はみんなとっても面白く、
大盛り上がりの懇親会は3時間オーバーがあっという間でした。




次の日は、東京&埼玉からはるばると来た関東組を
我らがバー浜にご案内です。

恥ずかしくないガイドをしなくっちゃね♪



LOG DATA
2016-24
EN 09:31  EX 10:21  BT 48min
Max 14.6m Ave. 6.6m
W. Temp. 23.0℃


2016-25
EN 12:23  EX 13:21  BT 57min
Max 13.7m Ave. 5.3m
W. Temp. 23.1℃







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  1. 2016/06/06(月) 22:21:59|
  2. ダイビング
  3. | コメント:0
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Author:issy1455
神奈川~千葉~パラオ(笑)~埼玉~と流れながれて、南国土佐に流れ着きました。
高知県は自然がいっぱいあって食べ物がおいしくて、ホントーに暮らしやすく、いいところです。
若いころから続けているスクーバダイビングと、始めたばかりのバードウォッチングをはじめ、高知の自然やいいところを紹介していきたいと思います。

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